【2025年4月】Kling AIは商用利用できるのか?利用規約をもとに徹底解説

AIによる動画や画像の生成は、今や個人クリエイターから企業マーケターまで幅広く活用されています。中でも「Kling AI」は、高品質な動画生成機能で注目を集めているAIツールのひとつです。

しかし、気になるのは商用利用が可能かどうか。「動画配信で収益化したい」「広告動画に使いたい」という方にとって、利用規約の確認は非常に重要です。

本記事では、英語が苦手な方でも安心して使えるように、Kling AIの商用利用可否について、利用規約の原文とともにわかりやすく解説します。

Kling AIとは?

出展:Kling AI公式サイト(https://klingai.com/global/

Kling AI(クリング)は、中国の大手テクノロジー企業「快手(Kuaishou)」が開発した、テキストや画像から高品質な動画を生成できる最先端の動画生成AIサービスです。

主な特長:

高品質な動画生成 – 最大1080p(フルHD)、30fpsの高解像度・高フレームレートで、最長2~3分の動画を生成可能

高度な物理エンジン – 独自の「拡散トランスフォーマー」や「3D Space-Time Attention System」により複雑な動きや物理法則をリアルに再現

多様な入力に対応 – テキストプロンプトや画像から動画を生成可能

Elements機能によるカスタマイズ性 – キャラクターやオブジェクト、背景など最大4つの要素を組み合わせて一貫性のある映像を作成可能

アプリやブラウザ上から操作可能で、直感的なUIが特長です。

Kling AIの利用プラン

出展:Kling AI公式サイト(https://klingai.com/global/

2025年4月現在、Kling AIには無料プランと有料プランがあります。

無料ユーザー:基本機能は無料で利用可能、動画にウォーターマーク付き、商用利用不可
有料メンバー(Standard / Pro / Premier):高速生成、クレジット付与、ウォーターマーク削除、商用利用可

商用利用をしたい場合は、有料メンバーになる必要があります

商用利用はできるのか?【結論:有料メンバーのみ可】

無料ユーザーの場合

Kling AIの利用規約には、明確に以下の記載があります。

出展:Terms of Service(https://klingai.com/docs/user-policy

日本語訳:
4.6 お客様は、お客様が適用法に従ってインプットおよび/またはアウトプットに関する知的財産権、肖像権、またはその他の合法的な権利または利益を保有している場合、お客様と当社との間で別段の合意がない限り、本サービスの利用はかかる合法的な権利または利益の譲渡を構成しないことを認識し、同意するものとします。具体的には、当社の書面による許可なく、お客様は、いかなる商業目的においても、アウトプットを使用、複製、配布、派生物の作成、およびアウトプットの変更を行うことはできません。

つまり、無料ユーザーは商用目的での利用が明確に禁止されています。

有料メンバーの場合

一方、有料メンバー向けの利用規約には以下の記載があります。

出展:Terms of Paid Service(https://klingai.com/global/docs/payment-policy

日本語訳:
Kling AIの有料メンバーによる出力物の商用利用は制限されません。 あなたは、その出力物を商業目的で使用、複製、配布、改変、および二次的著作物の作成を行うことができます(ただし、Kling AIと競合するサービスの開発や提供を目的とする場合を除く)。

つまり、有料会員であれば、YouTubeでの収益化、Web広告やLP動画、改変・コラージュなどの二次創作ができるということです。

商用利用の注意点

商用利用できるとはいえ、以下の点には注意が必要です。

第三者の権利を侵害しない
他人の顔写真や音声を無断使用すると、肖像権・著作権の侵害になる可能性があります。

無料プランは制限あり
無料ユーザーの出力物にはウォーターマークが付き、商用利用は明確に禁止されています。 商用利用したい場合は、必ず有料プランの契約が必須です。

競合サービスの開発には使用不可
Kling AIの規約では、「Kling AIと競合する製品やサービスの開発・提供目的」での利用は禁止されています。

まとめ

Kling AIは最先端の動画生成AIとして注目を集めていますが、商用利用については重要な区分があります。無料プランでは商用利用が明確に禁止されており、ビジネス目的で活用するには必ず有料プランへの加入が必要です。

有料メンバーになれば、YouTubeでの収益化や広告制作など幅広いビジネス用途に自由に使用できるようになります。最大1080p/30fpsの高品質動画を最長2~3分生成できる技術力と、物理法則の精密な再現性は、他の有力AIと比較しても優れた点と言えるでしょう。

ただし、他者の権利侵害や競合サービスの開発目的での使用は禁止されていますので、利用規約をしっかり確認した上で活用することをおすすめします。

本記事は2025年4月時点の情報に基づいて作成されています。生成AI技術は日々進化していますので、最新の情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

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